4月に初来日された南米ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領(80)の言葉を紹介させていただきます。

貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。(2012年・ブラジル・国連会議スピーチより)

私は、持っているもので贅沢に暮らすことができます。(2012年・BBCニュースマガジンより)

私は消費主義を敵視しています。現在の超消費主義のお陰で、私たちはもっとも肝心なことを忘れてしまい。人類の幸福とはほとんど関係ないことに、人としての能力を無駄使いしているのです。(SALVADOS)

私は、ホセ・ムヒカさんのこれらの言葉に心を打たれ、共感しています。
浄土真宗の所依の経典『大無量寿経だいむりょうじゅきょう』には、「少欲知足しょうよくちそく」(欲を少なく足ることを知る)、「有田憂田、有宅憂宅」(田あれば田に憂へ、宅あれば宅に憂ふ)と説かれています。まったく無いのも困りますが、私たちの欲に限りが無く、持てば持つほどに悩みの種となるのです。
お釈迦様は何不自由のない生活と地位を捨てて、真実を求め出家されました。そしてついに悟りという本当の幸せを得たのです。贅沢三昧をし、物をたくさん持つことが幸せでないことを教えて下さっています。
ホセ・ムヒカさんは、大統領でありながらその質素な生活ぶりから「世界でもっとも貧しい大統領」「世界で最高のリーダー」と言われた方です。ホセ・ムヒカさんは今でも一国会議員です。こんな時代の今、このような政治家が居て下さることに大変感動しています。
私自身も一宗教家として、佛教を通して少しでも世の中に貢献できればと思っています。 合掌