平成30年10月4日(木)宇和島組実践運動推進協議会をご講師に浄土真宗本願寺派総合研究所 上級研究員の岡崎秀麿先生をお迎えして専稱寺様にて行いました。

まず全体で、“つながり”を見直すー他出子(たしゅつし)の調査から〜という問題提起を先生からしていただき、その後、3班に別れて話し合い法座が行われました。

先生からは宗勢基本調査やご自坊での経験などから他出子(田舎から出た子どもたち)とどう関わり合っていけるかと問題を提起していただきました。参加者の多くは、”他出子”という聞きなれないことばに戸惑いもありましたが、過疎化、高齢化、寺離れの進んでいる現状や何が出来るのかを考えて話し合いがされていました。

 

 

 

 

 

発表された意見

・寺での行事が簡単になってきている

・子どもがいても娘だったら他宗に嫁いだ場合、実家の寺と交流するのは難しい

・寺だけでつながりを作るのは難しいので、行政を巻き込んで活動している寺がある

・本山が過疎の研究をしていることは驚いた

・婦人会や若い世代につなげることが大切

・まず身内からお念仏している姿を子や孫に伝えることが大切

・遠いからと遠慮して他出子に法事を案内しないこともあったが、折角のお聴聞の機会を奪ってしまったのでは

ないか?

・寺報を県外のご門徒さんに発信する

・仏のご縁にあわせていただけたという喜びになるようご法座一つ一つを大切にしていかなければいけない

・話し合い法座の内容から、じゃあ具体的に何をしようというステップに行かないのは残念

などの様々な意見が出されました。

最後に先生からまとめとして過疎化の対策で成功した島根県海士町の例や鹿児島県のブリ奨学金制度の紹介を踏まえて、伝統的な行事を継続する大切さや、子供たちが戻ってきてくれるには「物」ではなく、「心」を育てること、無い物を欲しがるのでなく、今あるものに気づいていく大切さを教えていただきました。   南無阿弥陀仏

                                                                                                                           (文責 念稱寺坊守)